群発頭痛は「三叉神経痛・自律神経性頭痛(TACs:タックス)の一種です。
「頭痛」ですが、顔面痛や歯痛が主訴になるため、群発頭痛患者の34%が歯科を受診し、16%が抜歯をされているという報告があります。
(J A van Vliet, P J E Eekers, J Haan, and M D Ferrari. Features involved in the diagnostic delay of cluster headache. J. Neurol. Neurosurg. Psychiatry, Aug 2003; 74: 1123 – 1125.)
群発頭痛は、発作性の激痛と患側の自律神経症状を特徴とし、飲酒で必発、夜間睡眠中に発作で覚醒するなどの顕著な特徴があるため、「知っていさえすれば歯科医でも診断できる」と言われています。
以下に歯科医が診断した群発頭痛の3例を供覧します。
(the Quintessence, Vol 25. No.6 2006/ P1368-1369)