三叉神経痛は顔の神経痛で、舌咽神経痛はのどの神経痛です。

 

三叉神経痛

三叉神経痛は、顔の感覚を支配している「三叉神経」に生じる神経痛です。

顔面片側、頬(小鼻の横)や下顎、口の中に痛みが生じます。痛みは、「電撃様疼痛」と言われるように、電気が走り抜けるような、鋭利なナイフで切りつけられたような、強烈で鋭い痛みです。平均発症年齢55歳で、通常若い人には起こりません。

ほとんどの方が「歯痛」と感じるため、最初に歯科を受診してしまいます。患者さんは「歯がしみる」、また歯がない方だと「入れ歯の下が痛む」というため、歯科治療が行われてしまうことがあります。

原因は、脳の中で、加齢のため硬くなった血管が三叉神経痛に食い込むためで、悪性の病気ではありません。

しかしながら1割の方は、他の病気が原因で痛みが起こりますので、MRIによる検査が必要です。(若くて三叉神経痛が生じている場合は、他の病気である可能性が高いです。)

三叉神経痛には「テグレトール」という特効薬がありますが、1割の方は薬疹が出て使えなくなります。また、骨髄抑制が生じることがあるため、2週間後には必ず血液検査が必要です。その他にも、吐き気やめまいで薬が使えない方がいます。

舌咽神経痛

 

 

三叉/舌咽神経痛の外科療法(手術)

薬が使えない場合は、脳外科(神経外科)で、外科的に圧迫している血管を神経から離す手術を行います。

ただし、この手術は非常に繊細で難易度が高いため、これを専門に行っている神経外科医を探して依頼する必要があります。

この手術が上手な医師は日本にも数人います。