インドメタシン

(HMSJ 2016 石崎公郁子先生のスライドから引用)

インドメタシン反応性頭痛
A)ICHD-3βの診断基準にインドメタシンの反応性が含まれるもの
 三叉神経・自律神経性頭痛
   3.2 発作性片側頭痛
   3.4 持続性片側頭痛

B)診断基準にインドメタシンが効くこともあると記載されているもの
 バルサルバ手技誘発/活動関連頭痛
   4.1 一次性咳漱性頭痛
   4.2 一次性運動時頭痛
   4.3 性行為に伴う一次性頭痛
 その他の一次性頭痛
   4.7 一次性穿刺様頭痛
   4.9 睡眠時頭痛
  (4.8 貨幣状頭痛)

製剤名
 ①インテバンSP®:25mg,37.5mg
②インドメタシンカプセル25®:インドメタシン座薬 12.5mg、25mg、50mg

プロドラッグとして
③インドメタシンファルネシル(インフリー®:100mg、200mg)

* インドメタシンファルネシルは消化器障害の低減のためにデザインされたインドメタシンのプロドラッグである。インドメタシンおよびインドメタシンファルネシルの分子量はそれぞれ357.795),562.156)であることから,100mg中のインドメタシンファルネシルのインドメタシン含有量は63.6mgと計算される.インドメタシンファルネシルの経口吸収率は約20%と報告されていることから7),インドメタシンファルネシル400mg/日はインドメタシンとして,約51mg/日(63.6×4×0.20)と換算される

*持続性片側頭痛の長期治療 pregabalinやtopiramate併用によるindomethacin減量の試み菊井 祥二, 宮原 淳一, 杉山 華子, 柏谷 嘉宏, 竹島 多賀夫神経治療学33巻1号 Page53-56.2016.